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出版のお知らせ「修復腎移植の闘いと未来」

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「修復腎移植の闘いと未来」
-生活文化出版-

日本移植学会幹部訴訟・患者弁護団長
林 秀信 修復腎移植者



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林 秀信弁護士 


「私は37歳のときに透析を導入した。一度妻からの生体移植に失敗した経験をはさんで、約8年間の過酷な透析生活を送ってきた。そんな私を救ってくれたのが、RKT(Restored Kidney Transplantation=修復された腎臓の移植)だった。
術後の回復は決して楽な道のりではなかったが、今ではそれまで病気で失っていた人生を取り戻すような充実した生活を送っている。
本書は、この移植が「第三の道」として、広くわが国に普及し、多くの腎不全患者が救われるようにという願いを込めて書いた“祈りの書”である。
(おびがきより)


2010年1月4日 店頭発売
お近くの書店でお求めください。(1,260円)
 

(お急ぎの方はFAXでも申込できます。(FAX03-3478-0806㈱生活文化出版)
ただし送料300円要 その他アマゾン等ネット販売でもお求めになれます)


内容
・私の生体腎移植とRKT
・非難の嵐
・立ち上がった患者たち
・学会共同声明
・広がるRKT支援の輪
・厚労省の策略
・国会議員の支援
・透析患者をめぐる状況
・RKTを支える現実的事実
・RKTの医学的妥当性
・RKTの未来


林弁護士への修復腎移植は、約8年の透析生活後、1997年秋11月5日、尿管がんの患者さんからの腎臓提供により、呉共済病院において実施された。
執刀者は、ドナーからの腎臓摘出を万波廉介医師、移植は万波誠、光畑直喜医師であった。

それから12年。
弁護士として、また余暇はマラソン等運動もされるなど、公私にわたりご活躍されている林先生の姿がある。

第10章は「リスクとベネフィット(便益)の臨床医学」。
医療には、大きな原則がある。「個々の患者の生命余後が危うい場合には、選択される医療の危険性も許容される」という大原則であるという。

日本移植学会幹部を訴えた慢性腎不全患者原告のうちの2名が訴訟直前に、また1名が訴訟中に腎不全のためお亡くなりになったことはすでにご存じだと思う。実に3名である。修復腎移植が禁止されずに移植が実施できていれば、きっと命を落とすこともなかったであろうと残念でならない。
より命を落とす危険性の高かった原告患者さんには、修復腎移植のリスクよりも、移植のメリットを享受してほしかった。本人の望む医療を早くさせてあげたかった・・・とつくづく感じる。

著書は「リスクとベネフィットは、当然、その医療の行われるときの、その患者の状態において評価されるわけであるが、本件RKT問題では、重要な現実的事実が無視され、あるいは隠ぺいされ、また誤解されたままになっている」とし、「透析患者と移植患者の生命余後」等具体的事実をいくつもあげている。

修復された腎臓を移植した場合のがんの再発率は約5パーセント前後。そのリスクと、透析を抜け出してごく普通の生活を得るか・・・林弁護士は移植の道を選んだ。そして再び生き返ったとその喜びをかくさない。

「修復腎移植をするかしないかのどちらを選ぶかは患者の治療を受ける権利である、学会がそれを禁止するような言動は許されない」と、林弁護士は訴訟においても訴え続けている。
まさに修復腎移植の生き証人である現役の修復腎移植体験者が語ることばには、だれにも負けない重みがある。

 この本によって、これまでの「修復腎移植問題」に関する過去、現在、未来への展望等、そのほとんどを知ることができる。ぜひご一読を。
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by shufukujin-katudo | 2009-12-31 12:04 | 22.1.4修復腎移植の闘いと未来