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万波誠医師  腎移植1000例達成記念祝賀会

万波誠医師

腎移植1000例達成記念祝賀会

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腎移植1000例を達成された万波誠医師



4月14日(日)午後3時から、愛媛県宇和島市で万波誠医師の腎移植1000例達成記念祝賀会が行われました。

祝賀会には、万波誠医師から腎移植手術を受け元気になられた元患者さんやそのご家族、市立宇和島病院の元総婦長・看護師等の医療関係者、宇和島徳洲会病院の院長ほかスタッフ、西、光畑、万波廉介医師等瀬戸内グループの先生方、NPO会員など約90人が出席し、万波医師の偉業をたたえお祝いしました。

式では、まず主催者のNPO法人移植への理解を求める会向田陽二理事長、市立宇和島病院近藤俊文名誉院長が開会のあいさつ、続いて徳洲会佐藤耕造専務理事等の来賓あいさつがありました。

記念講演として、講師に難波紘二先生(広島大学名誉教授、病理学・生命倫理学)をお迎えし、「修復腎移植への道のり」をテーマに万波医師の経歴や腎移植のあゆみが説明されました。


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難波紘二先生(広島大学名誉教授、病理学・生命倫理学)の「修復腎移植への道のり」




難波名誉教授の講演によりますと、

・1971年(昭和46年5月) 万波医師が市立宇和島病院に着任

 1969年当時、透析患者は全国で380人

・1967年当時、慢性腎不全患者が透析を受けるための費用は、月20万~30万円の自己負担であった。

ちなみに当時のサラリーマンの初任給が2万円。いかに過酷な医療環境であったことでしょう。

・1972年 透析に障害者福祉法適用

・1976年 万波医師が宇和島保健所の野犬で腎移植の実験を始める。

・1977年12月21日 四国初の腎移植手術

 執刀医土肥雪彦医師、助手万波誠医師

・1978年4月 腎移植に保険適用

・1985年10月25日 万波医師の移植数が100例となる

 初手術から9年余。東京女子医大の11年を更新した。

・2013年3月7日 腎移植1000例目となった。
ということです。



腎移植1000例とは、おそらく個人の医師としては日本では1、2位の記録ではないか、世界的にみてもほぼ例がないと思いますが、 ご本人は全く自慢する様子がない。

「医師というものは手術数などの記録をめざして手術をするのではない・・・」という難波先生の話で納得しました。

万波医師は、これからも腎移植によって患者を救っていきたいという力強い決意を述べられました。


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by shufukujin-katudo | 2013-04-21 15:12 | 25.4.14万波医師腎移植1000例達
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